EAGLEにおけるAT32UC3Bのパッケージ for OLIMEX

私の使っているEAGLE(4.15)の話(最新バージョンは持っていないので知らない)。
CADツールEAGLEの製品付属ライブラリには当然AVR32が含まれていない。こういうときは自分でライブラリ(シンボル、パッケージ、デバイス)を作る必要がある。シンボルが回路図用、パッケージが基板レイアウト用、デバイスがシンボル&パッケージの対応といったところだ。パッケージはパッドの寸法・配置を持つので、自分でマニュアルのパッケージ情報を参考に作成するのだが、手半田しようとすると少し大きめにする必要があり結構面倒だ。
EAGLEの付属ライブラリにあるパッケージを流用すると楽が出来る。今回使用するパッケージはTQFP48なのでライブラリのref-packages.lbrからTQFP48.pacを利用すればよい。
しかし基板製造の安さで有名なOLIMEXで製造しようとすると、8mil.druでデザイン・ルール・チェックに引っかかってしまう。OLIMEXに出そうとするとsmdパッドを細くするしかない。
製品パッケージ情報では幅が0.27mm(Max)だが、TQFP48.pacでは0.30mmになっている。試したところ、寸法幅上限の0.27mmまで細くすれば問題が無くなる。
自分のライブラリへTQFP48.pacをコピーし、ライブラリ編集でこれを開き、gridをmm単位に切り替えたら、以下のコマンドを実行する(どちらか一方)。

横長SMDの変更: change smd 1.5 0.27
縦長SMDの変更: change smd 0.27 1.5

変更モードに移ったら、変更するSMDをクリックしていく。1.5というのは元々のSMD長編の長さである。
AT32UC3B164, 1128, 1256の端子寸法はどれも同じなので、上記の話は共通である。
AT32UC3B064, 0128, 0256も端子寸法は共通だが、パッケージがTQFP64である。