AVR32-gccのtargetヘルプ
AVR32-gcc限定の話ではないが、CPU製品(target)毎の違いを指定するオプションとして、-mcpu=、-march=、-mpart=がある(AVR32-gccだとわざわざ-mcpu=を指定する必要はない)。
これらのオプションと、その指定により別途指定可能となるオプションについてヘルプを表示する場合、--target-helpを指定すればよい。
Windowsなら、コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行する。
"%AVR32_HOME%\bin\avr32-gcc" --target-help
残念ながらこのヘルプを見ても-marchに指定する値の「ucr1」が何なのか、特定の製品がどのアーキテクチャに該当するのか判らない。一方、-mpartに指定できるパートにどのようなものがあるかは判る。
-marchと-mpartは基本的にAVR32 Studioにお任せでよいのかもしれない。
2009/11/11 追記
AVR32-SoftwareFramework-AT32UC3-1.5.0の中の.docsrc/AVR32_FrameworkGCC.htmlを見ると
# GCC Architecture and parts: the AVR32 UC architecture and part number.
ARCH = ucr2
PART = uc3a0512ARCH = ucr1
PART = uc3b0256ARCH = ucr2
PART = uc3a3256ARCH = ucr3
PART = uc3l064
とあるのでアーキテクチャは以下のようである。
Product Prefix | -march= |
---|---|
AT32UC3B | ucr1 |
AT32UC3A | ucr2 |
AT32UC3L | ucr3 |